Viljandi へぶらり旅。
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
まだまだTere(こんにちは)とAitäh(ありがとう)しか話すことができないNakabeniです。
先週から大学の授業が本格的に始まり、宿題したり、履修登録・取り消しをしたり、仲良くなった友達とカフェに行ったりと、充実した日々を過ごしております。
さて、この間、ルームメイトのロシア人の子とバスで1時間20分くらいの場所にあるヴォルツ湖を挟んだタルトゥの隣の県、Viljandi に行ってまいりました。天気は曇りのち雨のち晴れのち雨のち...。ころころ変わる変な天気でした。
Viliandi Coach Stationに到着して、雨に見舞われながら、早速向かった先はVilijandi Castle Hill(ヴィリヤンディの荒城がある丘)。その前に、途中で見つけた小さな教会の写真をパシャリ。
St.John's Church。
この教会は17世紀に建てられましたが、様々な戦争で何度か破壊され、その都度何度も再建したそうです。現在ではコンサート会場としても使用されています。中はドイツやイタリアなどの豪華な造りではなく、かなり質素な様子。宗教に関係あるのかな。
さらに丘を登り、見えてくるのはこの景色。本当、こういう場所にずっと行きたかった。下の写真はthe Vilijandi Order Castle周辺です。
向こうに見えるのはLake Vilijandi。川ではなく細長い湖なんです。1224年にリヴォニア帯剣騎士団によって建てられ、17世紀に起こった戦争で廃墟と化したこのお城は、まるで古代遺跡のようにほとんど姿かたちがありません。そんな城跡がある丘で遊ぶ幼稚園児。日本ではありえない風景。はて、ここは絵本の世界かしら。
お昼はここ。Rohelise Maja pood ja kohvikという喫茶店。大学の講義で知り合ったエストニア人の子におすすめされて行ってみました。
注文したいけど、メニューがすべてエストニア語で書かれていたので、私達はわけわかめ状態。でも、店員さんが英語で丁寧にメニューをすべて説明してくれました。とってもありがたい...!私が頼んだのは、チキンサラダライス。盛り付けが本当にオシャレ。
リピーターになります。ごちそうさまでした。
午後は住宅地内にあるヴィリヤンディミュージアムへ。学生は€2。
館内1Fはエストニアの紀元前の入植から現代までの生活や領土の変化に関するものが様々展示されています。
3枚目の写真は18世紀に選挙投票に使われていたものです。白か黒のどちらかに、見えないように豆を穴から入れるようです。
2Fは主に第二次世界大戦のエストニアと各国の社会情勢についてです。
年代ごとに分かれた展示からは、エストニアの波乱万丈な歴史を感じさせます。当時エストニアで使われた、ロシア語やドイツ語で書かれた広告をよく見ました。私は歴史にあまり詳しくないのですが、エストニアが様々な国に占領され、自由とは程遠い苦悩な過去があったことを忘れてはならないと痛感しました。
日露戦争に関するものも展示されていました。
Viljandi小旅行のハイライトは何といってもこのミュージアム。エストニアのことを知らなさ過ぎた。もっと知りたいと思った。