エストニア留学日記。

女子大生が送るきままな留学のお話。

COVID-19の近況報告 その3。

お世話になっております。皆様、お元気でいらっしゃいますか。

nakabeniです。

 

かなり深刻な状況です。

 

一昨日、私が住むタルトゥ大学の学生寮で、3階に住んでいる6人のコロナ感染者が発見されました。

 

外出自粛要請はもちろん、寮での別のフラット同士や人との交流も避けるように寮のオフィスからも勧告されたのですが、4月8日、感染の疑いがあった子たちも集まって、十数名でパーティをしていたことがわかったのをきっかけに、昨日から全フロアに住む学生が外出禁止となりました。エストニアのニュースにも大きく報道され、総理大臣、タルトゥ大学の学長からも、お叱りのメッセージを受けています。

 

昨日、全フロアに住む学生が感染してるかどうか検査され、今日明日あたりに結果が報告されます。今のところ、検査された約300人のうち、計16人の感染していたことが確認されました。今後の結果で、陽性、陰性だった人で部屋を分けるらしいですが、いつまで隔離されるかなど、詳しい状況はまだ把握できておりません。フラットのごみ出しや個人の洗濯物などは寮のオフィスから全体に説明されるまでできない状況です。

 

(4月19日午後21時現在の結果、私と私のフラットメイトは陰性だったことがわかりました。)

 

2階に住む私と私のフラットメイトは今のところ、症状はありませんが、結果報告が届いていないので、どうなることやら....。(陰性だったら知らされないとか聞いたけど、本当かしら..)

ロビーや廊下は警察や保健所の方が厳重に見回りをしています。

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この二つの写真はこれから検査しにナースが寮に入るところと、各部屋の消毒液を持ってきてくれた車。検査は鼻の両穴に綿棒を指して鼻の粘膜をチェックする感じ。結構痛くて涙出る。

私たちはこれから毎日朝昼晩、決まった時間にご飯が配給されます。

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こんな感じで各フロアの入り口ドアのそばに各フロア全員分の食事が置かれ、それを取りに行って部屋で食べるという形です。2枚目の写真は昨日の夕飯。黒パン一切れとサラダに蕎麦の実とソース。全然食べられる味。

驚きなのが、ごはんが温かいこと。

約300人ここに住む全員に温かいごはんを毎日3食提供してくれる、そんな親切な対応にありがたい気持ちと、本当に本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。1つの不届き極まる行動で、寮のオフィス、周りの住民、警察、保健所、医療関係者の皆様に迷惑をかけているのがひしひしと感じる。(いや、正直な話、4月8日以前でもどこかのフラットで集まっている光景をよく目にしていたわ...もううう)

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今日の朝食、ちょっと水っぽくなってるパンとハム、あとオートミールにベリージャム。これは正直頂けなかったけれども、毎日全員の分を作ってくださっているのだから、頭が上がらない。ほしくなければ、隔離される前に買った食材で各自調理すればいい。

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そして、1人10枚のマスクが提供されました。これは、廊下にでてご飯を取りに行く時や、共同スペースにいる時に使います。本当にありがとうございます。

 

帰国途中や後に感染するリスクや、日本の現状をふまえて、私を含むタルトゥの日本人留学生は引き続きエストニアに滞在することを選択しましたが、こうなってしまえば今いる状況が一番危険。

 

検査が陰性であることを願い、これからより一層予防に注意して日々過ごしてまいります。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

皆さんも、どうか体調にお気をつけてお過ごしください。

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久しぶりに感じた清々しい朝の空気。