エストニア留学日記。

女子大生が送るきままな留学のお話。

寮生活のお話。

お世話になっております。

エストニアから帰国して1か月経ちました。

留学中は寮に体重計がなかったので、約一年ぶりに帰国して体重を測ってみたところ、3㎏増えていました。

...nakabeniです。

私が通う日本の大学も2学期は全てオンラインらしく、健康にも気をつけようとyoutubeでワークアウト動画を検索して毎日30分エクササイズに励んでおります。

 

 

さて、今回は1年間の寮生活についてお話しします。今回はちょい長め。

まずは1学期。

 

このブログを始めたばかりの頃に、1学期のフラットメイトをご紹介した通り、中国人2人(ザンさん、まりか)、ロシア人1人(イリナ)、アゼルバイジャン人1人(ズラちゃん)、日本人2人(私とのんちゃん)を含む計6人でキッチン、冷蔵庫、トイレ、シャワーを共同で使っていました。

このフラットメイトたちを一言で表すと、「一人の時間をそれぞれ気楽に楽しむ集い」でした。

お互いにさっぱりしていて、ごはんを食べる時間、寝る時間、専攻している学部がバラバラなので、それぞれ自分たちの生活をのびのびと過ごしていました。(例えば、起床時間:①7:30 まりか 、 ②8:00~9:30 私、イリナが少し遅れて起床、③10:00 ズラちゃん ④12:00 のんちゃん ⑤不明 ザンさん)

なので、毎日とっても静かなフラットで、寮生活に慣れてからは、狭いキッチンの取り合いなどでピリピリしたことはほとんどありませんでした。

 

また、話すときはお互い楽しくお話します。趣味や、自分の国の文化、言語を教え合ったり。

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エストニアで二十歳を迎えた私に、フラットみんなでお祝いをしてくれたり、(↑この写真はテーブルにあるお菓子とお酒を囲みながらダンスをしている様子。)

他のフラットとも一緒に餃子パーティに誘っていただいたり。

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こんな感じで、お互いさっぱり、そして楽しい時間も共有できた仲でした。

基本単独行動を好む私にとって、とても良い環境でした。悲しいことに、ザンさん、イリナ、ズラちゃんは1学期だけの留学だったので、1月にお別れ。

 

 

そして2学期。入れ替えでこのフラットに入寮してくる人を何となく寮のオフィスに聞いてみたら、全員中国人。断じて差別ではなく、私はフラット内でも常に英語を聞く機会があって、英語が話せる環境が欲しいと思っていましたので、申し訳ないけど、部屋の変更を希望し、2月に別のフラットに移りました。

去年タルトゥ大学へ留学した日本人の先輩や友達も、アジア人はアジア人同士でフラットを固められることが多い、ということをおっしゃっていましたので、ここでなるほど。と思いました。なので、入寮申請する際、希望欄に「国際的なフラット」や「常に英語が話せる環境にしてほしいです」などと一言添えておくといろんな国籍の子とフラットメイトになれる確率が高いと思います。

 

2学期のフラットメイトはアメリカ人の子2人、アルメニアの子2人、ルームメイトだったチェコ人の子1人と私。どこまで正直に書いてよいかわからないけど、ここのフラットは居心地が悪かった。

コロナウイルスにより、チェコ人の子と、アメリカ人の1人は、3月に帰国。仲良くなれてきたばかりなのに。寮に残ったのは27歳のアメリカ人、26歳と20歳のアルメニア人と私。

問題はここから。(ここから先は愚痴が入ります...)

4月の上旬から自粛要請が始まり、一日中寮で過ごすことになってからの話。残ったフラットメイト3人の団結力(?)が増していきました。

私は勉強で忙しいのと、趣味に没頭してつい1人部屋でこもったきりになりがちでしたので、孤独なのはまぁ必然かぁ...と思い込むようにしました。

また、私抜きで、朝昼晩ごはん誰かがまとめてみんなの分を作ったり、イヤホンせず夜中も大音量で一緒に動画を見ていたり、夜2,3時まで長い時間、大声で話していた様子は毎日続きました。頑張って笑顔を作って、輪の中に入ろうと努力しましたが、気づいた時にはもう完全除け者状態。一人でいるのが好きな私でも、勉強している最中にドアの向こうから聞こえる大きな笑い声や爆音の音楽にはさすがに耐え切れず、毎回耳を塞いで、どこか逃げ出してしまいたいと思っていました。でも外出自粛要請のため、出るに出れず。

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彼女たちが静まった頃を見計らって、夕飯を作ろうと思ったら、水回りもこんな感じ。私が買った食器や調理器具、使うのはいいんだけど、割ったり、溶けてたりしてました。そして謝らない。真夜中の大声での会話にもたまに注意したけど、無視。

部屋の変更をオフィスにお願いしても、コロナの状況下で変更はできないとのこと。このような状況が緊急事態宣言が解除されるまでの約1か月半続きました。

その反動もあって、外に自由に出られるようになってから、朝の9時くらいから夜の10時くらいまで寮に帰らず、図書館で絵を描いたり、エストニア国内の日帰り旅行をしたり、友達の輪を広げたりしていました。おかげで気軽に話せる友達は多いし、日本に帰国した後でも、タルトゥの留学サポートの団体で、デジタルアートの仕事のオファーを受け、現在そこでインターンシップをさせて頂けることになりました。

 

時々彼女たちの笑い声の幻聴が聞こえるほどつらかった。それくらい追い詰めるほど、逃げ場のない3対1が怖くて、もう限界だと自分の意見をありのまま伝えられなかった自分が大嫌いです。でも、この機会があったから、自分のために自己主張するようになったし、嫌われる勇気も必要だなと思えるようになりました。フラットメイトに嫌われていることを気にする時間があれば、一日中部屋に引きこもってでも、気にせず、自分が没頭できることに時間を費やした方が幸せであると今は思います。

 

まとまりもなく、かなり愚痴投稿となってしいましたが...(申し訳ないです)寮で感じた事をありのまま文字に起こしてみました。

「留学中はなるべく一人で孤立せず、視野を広げるためにたくさんの人と異文化交流することに時間を費やすべき」というのはごもっともだと思います。でも、無理せず、自分のペースを大事にしてください。一人で何かに没頭できることを見つけるのもまた留学であり、素晴らしいことだと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

それでは今日も素敵な一日をお過ごしください。