エストニア留学日記。

女子大生が送るきままな留学のお話。

第二学期が終わりました!

お世話になっております。nakabeniです。

6月15日に課題と試験が全て終わり、6月28日にようやく大学の2学期が終了しました。

2学期の初めの頃はちゃんと授業もいつも通りに受けて、pub crawlやESNのイベントで友達を作ったりして楽しんでいたけど、緊急事態宣言後、オンライン授業でなんとか講義とテストを乗り越えました。

4月頃までは途中で帰ろうか迷ったし、エストニアにこのまま残ると決意するも、留学の意義を見出せるのか不安だったし、フラットメイトが騒がしく全く馴染めなくて、正直勉強しにくくてストレスたくさん溜まっていました。でも、再び外出が自由にできるようになると、友達と10km走りに行ったり、デジタルペイントを通してすごい方々にお会いして、普段行くことのできない大学の研究室にも行かせてもらったり、新しい人にたくさん会って、やっぱり残ってよかったなぁ。と本当に思います。 

 

長期留学、一瞬で終わったような気もするけど、丁寧に思い返すと、刺激のある毎日で短いようで長い留学生活だった。金銭面、精神面でもサポートしてくれた親には感謝してもしきれません。 

 

今日は2学期取っていた科目の内容をちょこっとまとめてみます。 

 

  • Asia and Pacific Business (6 ECTS)

グループレポート(各レポート10%)、プレゼンテーション20%、最終筆記試験50%、出席10%です主に東アジアの市場や、日中韓の政治情勢、台頭する企業や中国のOBORのことなどを学びます。日本の政治経済についてもよく講義中に聞かれますので、ある程度把握しておくと良いかと思います。自粛期間は毎週オンラインの授業が開講され、グループレポートなどの課題もドキュメントをシェアしてオンラインで会話しながら取り組みました。

  • Human Resource Management (6 ECTS)

筆記テスト(25%×2回)、グループワーク35%、セミナーなどでの課題15%です。グループワークの内容は、1つの会社について様々な観点から分析してプレゼンテーションをするというものです。講義内容は HRMの役割、Personnel development and training,  Remuneration and motivationなどです。

  • Public and Third Sector Marketing (6 ECTS)

課題レポート10%×4回、グループワーク60%です。課題レポートはMoodleにある複数の記事を読み、質問に長文で回答します。グループワークでは、2人1グループでプロジェクトを提案し、それに関するレポートを15~20ページとプレゼンテーションをします。私はエストニア人の方と日本のネットいじめに関するキャンペーンをプレゼンしました。

  • Strategic Management (3ECTS)

事前予告なしのテスト (20%×2回)と最終試験60%です。毎回授業のはじめに教授からランダムに生徒を当て、前回の内容をしっかりと理解しているかどうかをチェックします。そして、いつ事前に知らせられないテストがあるかわかりませんので、授業前にはざっと前の内容を確認していました。講義の内容はPESTEL, SWOT analysisを用いた企業分析の仕方、市場で生き残る方法などについて学びます。セミナーでは毎週エストニア企業の方が来られ、彼らの経営戦略などについて説明してくださるので、とても面白い授業だと思います。

  • The History of the Baltic States in the 20th Century (6 ECTS)

これは興味本位で履修しました。第一次世界大戦第二次世界大戦ソ連時代、ソ連崩壊後のバルト三国エストニアラトビアリトアニア)の政治、産業、について学びます。バルト三国とロシア間(少しドイツ)の歴史について興味がある方におすすめします。(多分、興味がないとこの授業はつらいです。)毎週3ページのエッセイ(計8回)と、最終エッセイ10~12ページが成績に反映します。課題は大変ですが、バルト三国の様々な歴史的背景を学ぶことができました。

  • Chinese for Beginners II (6 ECTS)

Chinese for Beginners Iに引き続き、休日の過ごし方、交通機関などの用語や文法などを学びます。自粛要請期間中、オンライン講義を行わず、pdfでまとめた資料を各自読んで課題をこなすスタイルだったから正直モチベは皆無。

  • Sexual Theology (3 ECTS)

出席と最終レポートが成績に反映されます。ジェンダー論を宗教的観点から学びます。主にキリスト教の観点からみる授業がほとんどですが、他にもLGBTイスラムユダヤヒンドゥー、仏教などの視点からもジェンダーに対する概念を勉強します。

  • Calligraphy (3 ECTS)

定員が12人のため、最後までたくさんの学生がWaiting Listに残ってしまうほど人気の授業です。そのため、私も履修登録をすることはできませんでしたが、単位は取れなくても興味本位で毎週授業に出席していました。実際美術道具店でペン先とスティック、インク、用紙を購入して先生の指導を受けながら配られた資料をもとに書く練習をします。全く専門分野に関係ありませんが、授業に出てみて良かったな、と思った授業の1つです。 

 

ざっと2学期はこんな感じの授業を履修しました。

今期は合計39ECTSを取得しました。1セメスターのECTS数は人によるけど、39はかなり多いと思います。みんな大体25~30くらい。私の場合、「日本の大学に単位変換できなくても勉強してみたい」という授業も履修していたので、多くなっていしまいましたが、なんとか無事全単位を取得できました。

 

今回は字ばかりで申し訳ないのですが、少しでも履修した科目について知ってもらえたら嬉しいです。

 

帰国まであと18日。

悔いなく過ごします。

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タルトゥのEmajõgiで泳ぐ皆さん

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タルトゥ大学の研究プロジェクトの内容を記録したもの。