エストニア留学日記。

女子大生が送るきままな留学のお話。

ハープサルの思い出。

ご機嫌麗しゅう。nakabeniです。

寒くなってきましたね~!

最近のnakabeniは、就活(?)や大学の残った単位履修に勤しんでいます。そんな今日、用があって東京行った帰りがけに、タルトゥでお会いした女性が描いたイラストの個展を開いている恵比寿にあるお店、Attachementさんに立ち寄ってみることに。それが、不定期営業とは知らずClosedとなっていて、少しばかり落ち込み。でも、中にスタッフさんがいらっしゃって、ドアをノックしてみると、「ちょうど開店するところです。」と、とっても優しい女性スタッフさん。

ほ、本当にお邪魔しますっ

 

店内には、エストニアから仕入れた可愛らしい雑貨がたくさんあり、エストニアのスーパーでよく販売されているSalvestの美味しいスムージーが!! なんと、日本とエストニアの架け橋となるような、事業展開をしているnext innovationさんとのコラボ企画だそう。よく、インスタでエストニアの魅力を深~くわかりやすく説明している投稿を拝見いたので、少し身近にいる気分~っと心が躍る。

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そんな店内では、スタッフさんとエストニア留学中の話でつい盛り上がってしまい、1時間弱店内にお邪魔させていただきました。そこでハープサル、Noarootsiの伝統柄のがま口財布を見せたときに、「今日はハープサルの旅行記をブログに書こう。」と思いつき、ハープサルの旅行記をお話しできたらなと。

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Noarootsi伝統柄の、がま口財布。タルトゥのお土産屋さんで購入。

 

2020年7月14日。本帰国一週間前にピアノ友達と一緒に行ったハープサル。タルトゥからハープサルまでは、約4時間。直行バスはないので、タリンで途中下車します。大体、片道料金は€15 (1895円)~€19 (2400円)くらい。(2020年12月4日現在)この時期はエストニアでコロナ感染が落ち着いた頃だったので、旅行によく足を延ばしていました。

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ハープサルは、エストニア国内の中で一番行きたかった場所。理由は、ハープサルがチャイコフスキーゆかりの地だからです。彼も、1867年の夏にここに訪れ、「ハープサルの思い出」というピアノ組曲を作曲しています。私はこの第三楽章「無言歌」が好きで、毎日のようにタルトゥ大学図書館のピアノでこの曲を練習していました。

もしよければこの曲を聴きながら、ハープサルの旅行記を読んでみてはいかがでしょうか..!! Itzhak Perlmanのヴァイオリン版も素敵です!!


Tchaikovsky: Souvenir de Hapsal, Op. 2, TH 125 - 3. Chant sans paroles


Souvenir de Hapsal, Op.2 (1995 Remastered Version) : No. 3, Chant sans paroles

 

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4時間後、ハープサルのバス停に到着。駅からもう素敵。ちなみにこの駅は、1904年に開業し、1995年に幕を閉じました。今では、ハープサル駅博物館となっています。

まずは、駅から歩いて10分くらいにある、Paralepa randというビーチへ。

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風が吹いていて少し寒かったけど、迷わず泳ぎます。驚きなのが、海水がしょっぱくなく、遠くまで水底が浅いため、遠くまで泳げること。海はきれい、小魚もすいすい泳いでて、気持ちよい。1時間半ほど、二人のんびり泳いだり、日向ぼっこしたり。

Paralepa randといえば、エストニアで一番有名なラッパー、Nubluの曲"öölaps!”という歌詞にも「君はParalepa randのようにホットだね」というように登場してきますが。私も言われてみたいですね!!

よろしければNubluをチェックしてみてください。


nublu - öölaps!

 

駅から中心街までは15分程。少し歩きます。

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城壁が見えてきたゾ..

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これがハープサル城。13世紀に作られたもので、8月の満月の間に、白い乙女が礼拝堂の内壁に現れるという伝説があります。

そしてそのすぐ近くにあるのが、ハープサルの市庁舎博物館。

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ハープサルの歴史、魅力を知ることができます。基本説明はエストニア語でちんぷんかんぷんでしたが、英語で書かれた小雑誌を読むだけでも参考になりました。ハープサルは昔、サンクトペテルブルグから訪れる観光客の間で、人気なリゾート地だったようです。

 

市庁舎近くにとった一泊二人28€(一人14€(1770円)や、安い...)でとった宿に荷物を置いたら、Promenaad海岸沿いに行ってみましょう。 

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海が鏡のように凪ぎ、幻想的な風景。この週は、安定した温かい晴れの日が続いていたので、たくさんきれいな写真を撮ることができました。昼間は厚い雲がかかっていましたが、夕日のタイミングでお日様が出てきました。 

実は、ハープサルの街には、海沿いぎりぎりまで、ぽっかり穴が開いたように丸い大きな湖があります。写真だとわかりにくいのですが、これが湖↓ 上空から撮ると、その一望が分かるのですが...。初めてドローンを買いたいと思った日であった。

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22時。夜は寒い寒いと言いながらも、夕日が沈んでいくのを、スーパーで買ったスイーツを食べながら見つめます。

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そして23時。まだ向こうに見える夕日と、日付が変わっていく瞬間に儚さを感じつつ、ホステルに戻ります。

 

こんな感じで、一泊二日のハープサル女子旅は幕を閉じたのでありました。

一学期に履修していた、"Estonia and Estonian"という、エストニアについて包括的に学ぶ授業でHaapsaluという場所を調べて、チャイコフスキーとゆかりがある地と気づいてから、ず~っと行きたかった場所に、最後、晴れの日に旅行に行けて最&高でした。

エストニアはもちろんタリンやタルトゥが観光名所ですが、ハープサルも訪れてみてはいかがでしょうか!!

 

それでは今日はこの辺で。

最後まで見てくださってありがとうございました!!今日も素敵な日をお過ごしください。

 

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