エストニア留学日記。

女子大生が送るきままな留学のお話。

友達に会いにオランダへ Vol.2 (EindhovenとAmsterdam編)

皆さんごきげんよう。nakabeniです。

今回はリガから飛んでオランダのアムステルダムSchiphol空港へ。

撮るのを忘れて、空港の様子の写真はないのですが。

やはりリガやタリンの空港に比べるとデカい...久しぶりにたくさん人を見た...。という印象。

友達の学生寮に泊まらせていただくため、このまま約2時間かけて、アムステルダムからアイントフォーヘン(eindhoven)へ参ります。乗ろうとしていた電車が急遽運休になってしまい、少しパニックになってしまいましたが、空港の中はwifiがつながるため、友達にアドバイスをもらいながら無事に着くことができました。

 

これからお世話になります!

彼女は、私がドイツに住んでいた頃同じ小学校に通っていた友達。今はここの大学で建築を学んでいます。翌日の朝、数少ない日本の食べ物をいただき、久しぶりにとてもおいしいお米とお味噌汁をいただき、日本を堪能。大学にはきれいなコンビニがありました。

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友達に再会1日目。とりあえずアイントフォーヘンという街を見てみる。

アイントフォーヘンは観光地ではあまり有名ではないからこそ、地元感がでていて、オランダ人をたくさん見みます(後で行ったアムステルダムは、かなり観光地化されていて、観光客の方が多く様々な言語が飛び交っているような雰囲気でした)。

 

そしてやはり自転車大国。地上にも地下にも駐輪場があり、大量の自転車が駐輪されています。まじ凄い量。自転車道路もしっかり完備されています。自転車用信号もありました。駅の中にはストリートピアノもありました。

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駅からすぐ出たところには小さなショッピング街があります。友達曰く、アイントフォーヘンはアムステルダムよりも早く新しいお店ができるらしい。最近、ドイツのデュッセルドルフで流行った日本食店もたくさん出店しているらしいです。

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ここの街で食べたシャレオツな食べ物たち。一枚目はパンケーキ、私はモッツアレラチーズとトマトにチキンが入ったもの。友達はサーモンとチーズ、ホウレンソウだったかな。おいしいよ。2枚目はフローズンヨーグルトレッドベルベットっていうケーキ。ここのカフェは、雰囲気もゆったりと洒落てて、まさにインスタ映えスポット的な雰囲気ですね。

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話した話題と言えば、大学生活、小学校の頃の懐かしい話、他のみんなは何してるんだろうか、就職など、その他もろもろ。こんな感じで二人で日が暮れるまで街を堪能しました。

夜は彼女の学生寮に戻り、映画(「ファウンダー」っていうマクドナルド経営の話)を鑑賞しておやすみなさい。

 

2日目。アムステルダム

アイントフォーヘンからは約2時間くらい電車にゆられて向かいます。

天気はまたまた晴天。今日はたまたま休日だったからか、たくさんの観光客で賑わっています。いろんな言語が聞こえてきます。これが素敵な中央駅の写真。

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私達の今日のお目当ては、とりあえずお散歩すること、The School Of Life in AmsterdamとBodyWorlds Amsterdamを見に行くことです。(後ほど記載いたします。)

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 お散歩。広場で何かデモでもしているのかしら。2枚目は友達のお気に入りのTシャツショップ。いろいろな創造的なシャツのデザインがあって、見てるだけでとっても楽しいです。

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橋からの写真。晴れの日はたくさん写真を撮っちゃいます。

 

アンネ・フランクの家の外観も見てまいりました。1942年から約2年間、ナチスの迫害から逃れるために一家など8人が隠れ家として住んでいた家です。

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そしてお次は、ついに行きたかった、The School Of Life in Amsterdamへ。

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The School Of Lifeというのは、人生の問いに関するアドバイスをする教育会社です。Self-knowledge (自己認識)、Relationships (人間関係)、Work (仕事)、Calm (精神)、 Sociability (社会性)、Leisure (休息)を主に取り上げ、時に哲学的に、わかりやすく説明しています。

私はこれを友達から聞き、興味があるものをチェックして見ていくうちに段々とハマっていきました。

こちらのお店では本やカード、などがたくさん販売しており、ほぼ毎週奥の教室でレクチャーも行われています。

私はこちらで1冊、" On confidence"という本を購入。大切にします。

 

こちらで様々な動画を鑑賞できます。↓

The School of Life - YouTube

全て英語で説明されています(しかもかなり難しい。私もあまり理解できないところがあります)。ただ、日本語のサブタイトルなどを見て、少しでも興味を持ってくれたら嬉しいです。

 

最後はBodyWorlds Amsterdamへ。

死体を化学処理し、空気に触れた状態で半永久的に保存される200以上の人体標本を展示し、構造やその精密に作られた人体の美しさなどを表現するとともに、「Happiness Project」という幸福と健康の関係性について問題提起している博物館です。

人体標本は模型ではありません。人体を標本にするためには、現在では献体ドネーション)が必要ですので、人体標本として扱ってよろしいという方にお願いして作らせてもらっているのです。

さすがはアムステルダムというべきか。本当にいろんな教育分野が詰まった都市です。

※写真を見て不快に感じられる方もいらっしゃるかと思いますので、ここから先はご注意ください。

 

 

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私たちの神経

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タバコを吸った人の肺。

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脳の構造

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展示は6階まであり、最短見ても2時間はかかります。

この博物館に行ってすぐ思い出したのは、日本の解剖学者、養老孟子さん「死の壁」のお話です。

機械、ロケットや飛行機、パソコンなど、割合的にとんでもないものを作っているように人間から見えますが、人体の方が遥かに複雑な構造をしていること。にもかかわらず、それを意外にもよく理解できていないということ。

作れるものは簡単なもの。壊れても、またすぐに直せるもの。よく、殺してはいけない、命を大切にしようという話がありますが、人間は一旦壊れたら機械のようにはまた戻らないという感覚が、現代社会から段々と薄れているような気がします。だから、一歩ためらいがなく、平気で乱暴に人を殺す事件がたくさんあるのではないかと。

 

生涯忘れることのできない、一生の学びになる博物館だったと思います。

 

今回は少々長めの文章になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!